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フルイリョウのブログ


by r_kurubushi

音楽について、個人主観

現在、久方振りのマッキントッシュで書き込んでいる。
程よく、夜中。

土曜日で疲れもなく、このまま朝まで起きていたいが、それは月曜の朝になって後悔するのが解りきっている事なので、もう少ししたら眠りに就こう。

新しい曲を書こう(書く、という言い方はスゴク素敵だ)と思い、イメージを膨らませるのだが、なかなか難しい。最近バンドで演奏、創作している曲はある意味、自分には新境地である。
ポップさの追求。それは勿論、自分の中で追い求めている事である。
ポップという自分が慣れ親しんできた感触を自分の中で追求する事。
一つ、大きな前提として僕はオリジナリティの追求というものに全く興味がない。
というと自作曲をバンドで演奏する事に意味があるのか?という事にもなりかねないが、そもそもこの現代でオリジナリティというのがどれ程有効で、魅力的であるのか疑問である。これは勿論個人的主観ですが。
世の中は素晴らしくて魅力的でもうヤラれてしまう音楽が沢山溢れている。
これが今まで僕が音楽を演奏したり聴いたりして分かった事の一つである。
オリジナリティを本気で追求したいのであれば人間をやめたらいい。
その一方で、才能に恵まれた人間というのは何をしてもそれは唯一無二になってしまう。例えばビョーク。あの人の音楽は一つのジャンルと言えるとおもう。
それらの素晴らしい音楽に沢山影響を受け、憧れて今日まで音楽を続けてきた。
例え本気の趣味であったとしてもこれからも「続けてきた」と言いたいもんだ。

オリジナリティと無知とはまるで違う。
だからこそ僕は耳を育ててきた。
これも前提だけど、勿論僕は凡人である。
それは少しも恥ずかしい事でもない。


私、古井亮としての器。それが自分自身でどこまで育て、磨けるのか。
幸運とでもいうべきか、僕は音楽以外の熱心な趣味を持たないまま、この年になった。
長く続けていれば、少なくとも昨日ギターをはじめた人よりは上手く弾く事ができる。
曲やアレンジというものを構築していく時、いわゆる「引き出し」の数も増える。
それは長く続けていた事による功績とも言える。

最近は車の中で、自分達のバンドの録音ばかり聴いている。
こんな事を書くのもどうかと思うが、悪くない。
勿論、自分が書いた曲なので、気に入ってなければいけないわけだけど、なんかグッとクルものがある、時がある、と思う。

自分が曲を作り、バンドで演奏する。そもそも曲を作るというのも、やはり効率良くできるようになるのは長く続けていく事なのかもしれない。
えぇ、効率良くできませんけどね。まだ。

音楽というのは感覚。いくら理屈でこねくりまわしても結局グッとこなければダメだと思う。あとはいかに客観性を持って曲を見る事ができるか、ということだと思う。
自分の子供を他人の子供のように見る。えぇ僕は子供どころか結婚さえしてませんけどね。

みな解りきった事を偉そうに書いてみた。
しかし、そんな風に言葉にして現在、過去を少し振り返ってみる事が今の僕にとって必要な事なのかな、と。

そしてまた曲作りという影に追われ、迷路に迷い、心奪われるのでした。

おやすみ。
by r_kurubushi | 2007-11-11 02:27